ドイツには多くの地域で薬草園が見られます。その園内には「ヒルデガルトの植物区画」が特別に設けられている所も少なくありません。

12世紀の修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲン（1098-1179）が50歳を過ぎてから執筆した『フィジカ』(自然学）では薬草230種、樹木63種の解説がなされ、今に生かされています。

この講座ではヒルデガルトを通して植物のパワーを学び、彼女の人となりを知る手がかりになる知識を探求していきます。

レアでマニアックな少人数制講座

ソフィアフィトセラピーカレッジの中でもひときわマニアックな講座です。連続する講座ではなく、1回ごとにテーマが変わり、完結します。

主に現在のドイツを中心に活動した修道士・修道女たちが、キリスト教カトリックの厳しい生活の中で育んだ修道院のハーブ療法を、講師の豊泉真知子先生、林真一郎先生と共に学んでいきます。

アロマやハーブに関する現代の理論と知識はもちろん大切ですが、在りし日の修道院文化に思いを馳せ、普段と異なるアプローチで学びを深めてみませんか？

科学技術や医療技術が高度に進化する前の時代、フィトセラピー（植物療法）は今よりもずっと生活に根付いていました。そのため一見おまじないのように思える活用方法であっても、後世で科学的根拠が見つかることは少なくありません。

こうした時代の知恵や習慣というものは、実は理にかなったものであり、現在にも活かされているケースがあります。過去と現在をつなぐフィトセラピー（植物療法）の知識を身につけ、日々を穏やかに、健やかに過ごすヒントを探してみましょう。

選べる「来校」と「オンライン」講座

ソフィアフィトセラピーカレッジの教室へ来て受講する「来校」と、zoomミーティングと動画で受講する「オンライン」を選ぶことが出来ます。

来校を選択した場合、講義・実習共に、講師と受講生同士のコミュニケーションを楽しみながら和気あいあいと学ぶことができます。教室はヒノキの無垢材と珪藻土に囲まれたナチュラルなお教室です。

オンライン講座を選択した場合、zoomミーティングを利用して東京校と繋がり、リアルタイムに講師と交流しながら受講できます。当日の講義（zoomミーティング）は録画を行いますので、欠席した場合もお好きなタイミングで受講することができます。

講座時間	13：00～14：45（小休憩含む）
持ち物	筆記用具すでにお持ちの方は下記の書籍をご持参/ご用意ください。版元絶版のため、書店での購入が難しい状況となっております。ヨハネス・G・マイヤー『修道院の薬草箱』（フレグランスジャーナル社）ハイデローレクルーゲ『ヒルデガルトのハーブ療法』（フレグランスジャーナル社）ヴィガート・シュトレーロフ『ヒルデガルドの精神療法35の美徳と悪徳』（フレグランスジャーナル社）
オンライン	ソフィアフィトセラピーカレッジの教室へ来て受講する「来校」と、zoomミーティングと動画で受講する「オンライン」を選ぶことができます。来校、オンラインどちらを選択した場合も、zoomミーティングを録画した動画を約1ヶ月後まで繰り返し視聴し、復習することができます。欠席した場合もお好きなタイミングで受講することができます。 →zoomミーティングについて詳しくはこちら
この講座で扱うハーブと精油	下記のPDFをご覧ください
受講料	一般・（一社）日本フィトセラピー協会員ともに￥3,850-（税込）
講師	豊泉真知子（GREEN GRASS）林真一郎（ソフィアフィトセラピーカレッジ）

この講座は、自由が丘本校とオンラインで開催しております。

雑誌でヒルデガルトのことを知りました。林先生と豊泉先生のお話が大変興味深く、科学や医学が発達する前の時代の人々の暮らしや、植物と信仰が心の深い部分とつながっていることが理解できました。
(会社員　30代　Tさま)
長く続いている講座と聞いていたので途中から参加するのは勇気がいりましたが、1回ごとに完結する講座だったので安心でした。
(公務員　40代　Kさま)
来校とオンライン、どちらも参加したことがあります。金曜午後に予定が入っているとオンラインにして、週末にまとめて視聴しています。資料もPDFで貰えて便利ですし、オンラインでも十分勉強になるのですが、来校だと講座終了後に豊泉先生や林先生とハーブ談義が出来て、それが結構面白いので時間が合えば来校することをオススメします。
(アルバイト　40代　Iさま)