花粉症の季節の過ごし方
今年も花粉症の季節が到来し、日々不快な症状に悩まされている方が多いのではないでしょうか?
スギやヒノキ、またさまざまな草花の花粉などが引き起こすアレルギー反応が花粉症。
もともと無害な花粉がカラダにダメージを与える理由は、体を守るための免疫機能が大きく関わっています。
免疫機能とは体内に侵入してくる異物から身を守るシステム。
花粉症の場合、免疫機能が無害な花粉を異物と誤認し、過剰に働いて体内に「抗体」を作り、それがその人にとっての許容値を超えた時、アレルギー反応となって現れます。
多くの人が発症しますが、同じ条件下でもかからない人もいます。
その理由は、遺伝によるものと、不規則な生活や過度なストレスによる後天的なものがあると言われています。発症すると、くしゃみ、鼻水、目の充血などつらい症状に悩まされます。
体内を浄化する ネトル・エルダーフラワー
フィトセラピーで発症を防ぎ、症状を軽減する
辛い症状を緩和する、フィトセラピーでのケアをご紹介します。
ハーブではネトルとエルダーフラワーが有名です。
ネトルはまたドイツでは春季療法をといわれる春の浄化療法でも使われるハーブ。
血液浄化やミネラル補給が期待できるハーブです。
エルダーフラワーも体温を上昇させて体内の浄化をはかるなどデトックスに最適ですので、この2つのハーブのブレントはおすすめです。
またお酒を飲まれる方は、ネトルやエルダーフラワーをウォッカに漬けてチンキ=薬酒を作り、晩酌やナイトキャップで飲まれてもよいですね。
強い抗菌力があるユーカリ
発症して辛い日は、精油のユーカリを使い芳香浴(蒸気吸入)も楽になる方法の一つ。ユーカリには強い抗菌力があるので、室内の浄化にもなりますし、すっきりした香りがもやもやする気分を和らげます。また消炎作用もあるので、粘膜の炎症を抑える働きがあります。ユーカリのエアーコロンを作って、マスクに一ふきしてもいいですね。
毎年花粉症に悩まされる方は、ハーブティー、チンキ、いずれも、発症する春より手前の、秋10月頃から飲み始めて、花粉症が落ち着く夏6〜7月頃まで飲むようなサイクルを続けて体質を改善していただくことをお勧めします。
日常生活でのポイント
花粉情報に注意して、外出するときには、ユーカリを付けたマスクや目を守るための眼鏡を活用することも予防になります。
食生活では、
かゆみや炎症を長引かせる砂糖や、
粘液質を増すヨーグルトなどの乳製品
を避けることなどを心がけていると、それだけでもアレルギー体質改善につながることもあります。
そして何よりストレスをためないことも大切。
フィトセラピーでのケアはストレス解消に大変役立ちます。
今回ご紹介したハーブティーをゆっくり飲むハーブティータイムを取り入れたり、
香りを楽しみアロマでの芳香浴やバスタイムなど、
日々の生活に取り入れたセルフケアの時間を大切にしてください。
生活の中に簡単に取り入れらるナチュラルケア
フィトセラピーの基礎をもっと知りたい方は...