ハーブとアロマで眠りの質をUP 〜アロマ篇〜

ポカポカとした暖かな日差しに包まれると、いつのまにかコクリコクリ…。

春は眠たくなる季節ですが、現代人にとっての春はそうでもなさそうです。

入学や入社シーズンでもあるこの時期は、環境変化に心もカラダも疲れがち。

睡眠トラブルに陥りやすい時期でもあります。

夜、布団に入ってもなかなか寝付けない、

夜中に何度も目が覚めてしまう、

朝、目覚めた時、カラダがすっきりしない・だるい、と感じたら

睡眠の質が低下している証拠です。

「最近なんだか眠りがイマイチだわ」という時、

活用していただきたいのがハーブとアロマです。

今回は、眠りの質を高めるアロマ(精油)の活用法をお伝えします。

特別な器具を用意しなくても出来るのでとっても簡単です。

まず、どうしてアロマが安眠に効果的なのか?!というと、

「嗅覚は脳にダイレクトに伝わる感覚だから」と言えます。

香りが伝わる脳の部分の周辺は、自律神経のバランスを整えるところです。

自律神経には、活動時におもに働く「交感神経」と

リラックス状態にさせる「副交感神経」があり、

この両者がバランスをとりながら無意識の領域で切り替わって心と体の調子を健全に保っています。

ストレスがかかるとこのバランスがうまくいかなくなり、不調に陥ってしまいます。

眠りの質を高めることは、自律神経のバランスを整えるうえで、とっても重要なことです。

夜、眠るときには副交感神経が優位になる必要があります。

リラックス作用のある精油の香りを嗅ぐと、その刺激は脳へ直接伝わって

副交感神経を優位にし、安眠モードのスイッチを押してくれます。

それでは具体的な方法です。

眠るしたくを整えたら、精油を1~2滴ティッシュに垂らして枕元に置きます。

精油の香りに包まれながら目を閉じましょう。

スマホやPCの使用は交感神経を優位にします。

安眠のためには眠る直前の使用は控えましょう。

安眠に使う精油、

まずは生体リズムを調整する「ラベンダー」をおすすめします。

そして、「ラベンダー」だけでも十分ですが、

「オレンジ」をブレンドするのも安眠効果が高いと有名です。

寝室の香りでは柑橘系の「ベルガモット」も向いています。

また、最近注目があつまっている日本の精油「青森ヒバ」「能登ヒバ」なども

森の中にいるような穏やかな香りで、さまざまな効果が確認されています。

好みの香りを見つけて、安眠に活用してみてください。

それでは、おやすみなさい。

池田 明子

ソフィアフィトセラピーカレッジ校長

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