肌が覚えている記憶~エピソード3~

このコラムを書いたのは…

吉﨑 千恵(ソフィアフィトセラピーカレッジ 講師)です!

皆さんこんにちは!

ハンドケアインストラクターで

関西中心に活動する吉﨑千恵が

ハンドケアエピソード3をお届けします。

最後まで読んで頂けたら幸いです。

認知症患者へのハンドマッサージ

高齢者施設にて、毎月ハンドケアをさせていただいています。

認知症の方も少なくありません。

毎回、「わー初めてやわ。気持ちいい、ありがとう。」と笑顔で言ってくださる方がいらっしゃいました。

その言葉を聞くたび、認知症について、頭では分かってはいるんです・・・。

そして、今、この時を大事にしようと思うのです・・・。

ですが、毎回記憶がリセットされてしまう現実に、少し寂しさを感じることもありました。

それでも、私は毎月ハンドケアをさせて頂きながら、その時々のお話しをしたりと、楽しく交流を続けてきました。

通い始めて1年以上が経ったある日、忘れられない出来事がありました。


施術中、ふとこうおっしゃったのです。

「私、昔やってもらったことがある。」

その瞬間、はっとしました。

いつも「初めて」と言われていた方の記憶にハンドケアがある!

認知症の方は記憶が薄れ、日々のことを忘れてしまうことが多い中で、触れられる心地よさや安心感は、確かに記憶として、積み重なっていたのだと感じました。

この出来事は、私にとって大きな感動でした。

また今日の励みにもなっています。

今の時代、何事にもすぐに結果を求められがちです。

しかし、こうした小さな積み重ねが、人の心や体に深く残ることを、この経験を通じて改めて知りました。

これからも、この経験を胸に、触れることの大切さを伝えていきたいと思います。

このエピソードも、そんな思いから書かせていただきました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


私やハンドケアインストラクター大阪1期たちの活動について

私は、関西を中心に活動するハンドケアインストラクターです。

講師として、技術だけでなく、その魅力も丁寧にお伝えすることを心がけています。


ソフィア主催や地元でのハンドケアボランティア活動にも取り組んでいます。

また様々な場所で活躍し、同期でもある、ハンドケアインストラクター大阪1期のメンバーと共に、体験会やハンドケアボランティア活動を継続しています。

私たちは、豊富な現場経験を活かし、受講される方々に「ここなら安心、そして楽しい」と感じていただける講座をお届けしています。

次に続くメンバーたちのエピソードもお楽しみに!

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