このコラムを書いたのは…
川角小百合(ソフィアフィトセラピーカレッジ 大阪校・講師)です!
ハンドケア講座の受講のきっかけを尋ねると、家族や知人へ体調のすぐれない家族へのために。
仕事で利用者さんや患者さんに手軽にできるケアとして手をマッサージしてあげられたら。
皆さん温かい気持ちで参加され熱心に学ばれている姿からいつも優しい心の大切さを感じています。
私が月に一度、高齢者施設でハンドケアを行っていた際、認知症の方々が多くいらっしゃいましたが、ハンドケアをしている際に昔の経験などをたくさんお話ししてくださいました。
どの方の手も、これまでの様々な年月を経てきた優しい手でした。
月に一度の訪問にもかかわらず私を見て「手をマッサージしてくれる人だ」と覚えていてくださいました。
現在は講師としてもハンドケアを行う機会が多くありますが、それまでは手と手を取って触れ合う機会はなかなかありませんでした。
どこでも手軽にできるハンドケアを通じて、その方と向き合い、手をマッサージさせていただくことが、私にとって大きな力となっています。
昨年、大阪で7年ぶりにハンドケアインストラクター認定コースが開講されました。
受講生だった方が今度は講師としてハンドケアセラピストを育成されています。
これからもハンドケアを通じて、年齢を問わず広がっていくお手伝いができればと思っています。
お読みいただきありがとうございます。
これからハンドケア講師とのコラムリレーが始まりますので、どうぞ皆様、お読みになってください。そして、ひと時の心の癒しにしていただけると幸いです。ありがとうございました。