花粉症というと春に起こるものと思われがちですが、実は秋にも花粉症の症状に悩む方が少なくありません。くしゃみや咳が止まらず、風邪が長引いているな?と思っていたら、それはもしかして、秋の花粉症かもしれません。
秋の花粉症の原因とは?
秋の花粉症は、ブタクサやヨモギといったキク科の植物が主な原因とされています。これらの花粉が飛び始めるのは、ちょうど暑さが和らぎ秋の訪れを感じ始めるころ。気温の変化と重なって、花粉症と気づかないまま症状が長引くこともあります。
ハーブティーで予防・対処を
フィトセラピー(植物療法)では、花粉が飛び始める前から予防的にハーブティーを取り入れるのがおすすめです。もしすでに症状が出ている方でも、今からハーブティーを活用することで症状の緩和が期待できます。
一般的に、ネトルやエルダーフラワーが花粉症に効果的と言われていますが、ルイボスやジャーマンカモミールなどもおすすめです。これらは単品でもブレンドでも楽しめるので、自分に合ったハーブティーを探してみてください。
おすすめのハーブティーブレンド
花粉症対策におすすめのブレンドハーブティーをご紹介します:
ネトル2:エルダーフラワー2:エキナセア1:ペパーミント1
- ネトル:毛細血管を強化し、アレルギー症状を緩和します。
- エルダーフラワー:抗カタル作用があり、鼻や喉の炎症を和らげます。
- エキナセア:免疫力を高め、アレルゲンの影響を抑えます。
- ペパーミント:スッキリとした香りでムズムズ感を解消し、リフレッシュ効果があります。
ハーブティーは、朝・昼・晩と1日3回を目安に分けて飲むと、より効果的です。
精油の蒸気吸入も効果的
症状が続き、鼻や喉の不快感が強い場合は、精油の蒸気吸入も試してみましょう。特にティートゥリーやユーカリの精油がよく使われますが、免疫力をサポートするニアウリ精油も効果的です。
かんたん蒸気吸入の方法
蒸気吸入はとても簡単です。マグカップに熱湯を注ぎ、精油を1~3滴たらして香りを楽しみながら、鼻からゆっくり深呼吸しましょう。ただし、急に吸い込むと咳を誘発することがあるため、ゆっくり行ってください。
おすすめの精油:ティートゥリー、ニアウリ、ユーカリ
花粉症対策のセルフケアを習慣に
毎年の花粉症のつらさを少しでも軽減するためには、日頃からのセルフケアが大切です。ハーブティーや精油を活用して、呼吸器の粘膜をケアし、無害な花粉に過剰反応しない体づくりを目指しましょう。