普段は口にしない、心の内を解放するハンドケア~エピソード7~

このコラムを書いたのは…

こんにちは、ハンドケアセラピスト認定教室を運営しています、「にじのわ」の松原です。

ハンドケアインストラクターになり、すぐに活動を始めた頃、元々奥手な私はお相手と上手く喋ることができず、凹むばかりでした。

しかしある時から「誰かの真似をするのではなくなく、私らしい、私だけのハンドケアセラピストでいいやん!」と思うようになりました。そこから少し楽にになり、どんどんハンドケアが楽しくなりました。

色んな方にハンドケアをさせて頂く中で、高齢者施設に入所している、男性の方を担当させて頂く機会がありました。

その方はおずおずと手をだされたものの、お仕事のこと、京都の観光名所である金閣寺や銀閣寺の見所など、たくさんお話ししてくださいました。

私は関西にいながら、そうした観光名所へは行ったことがなかったので、興味津々でお話を聞いていました。すると職員の方が、「〇〇さんがこんなにたくさんお話しされているのを、初めて聞きました!」との一言。どうやら、普段は寡黙な方のようでした。

ハンドケアはそれだけでも癒し効果があり、その男性に心地よい体験をしていただけた喜びもあります。しかし私や職員の方にとっては、ハンドケアによって利用者さまに良い変化があった、と言うことを体験させていただいた、なんとも貴重な時間でした。

15分の優しい触れ合いが誰かの笑顔に繋がる…

ハンドケアをさせて頂いていると、普段は口にしない、心の内をお話されることがあります。そしてそれが終わると、スッキリとした笑顔で帰られる場面に立ち合わせて頂くことがよくあります。

15分の優しい触れ合いが誰かの笑顔に繋がる…

そんなハンドケアに興味を持っていただければ嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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