ソフィアについてソフィアフィトセラピー
カレッジについて

ソフィアフィトセラピーカレッジはフィトセラピー（植物療法）とハンドケアを通して心と体を健やかに保ち、身近な人を癒すための技を学ぶ学校です。
特別な事前知識は必要ありません。
はじめての方からプロとして資格取得を目指す方まで、レベルや目的に合わせた様々なカリキュラムをご用意しています。
2006年の開校以来、約1500名のフィトセラピスト、約10000名のハンドケアセラピストをはじめ、現代社会に役立つスキルを習得された皆様を輩出しています。
また医療・介護分野の研究者・専門家と連携し、研究に支えられた確かな技術とともに、太古からの歴史に支えられた知識を学ぶこともできます。
ソフィアフィトセラピーカレッジには、アジアを始め、世界中から多くの受講生さまが来校されています。
ストレスや不調と向き合い、和らげ、心と体のバランスを整える自然療法を、楽しく身につけましょう。

カラダは「調和の場」

かつて、私は臨床検査技師として病院で働いていました。病院ですから当然、カラダに不調和を抱えた老若男女が様々な治療を受けているのを目の当たりにする日々。
そんな中で、次のような思いがふつふつと湧き上がってきました。
「何とか病院に来なくてもすむ方法はないのだろうか」。
若かったことも手伝ってか、病気になることが何だかとっても恐ろしく思えたのです。そこで、なんとか病気にならないですむ方法、健康でいる方法に興味を持つようになっていきました。
そんな時、勤めていた病院のドクターが、上司や仕事仲間の医師、看護師や私たち臨床検査技師のガングリオン(手足の関節などにできる腫瘤)の痛みや五十肩などを、太く長い鍼でこともなげに治してしまうのを目の当たりにしたのです。そのドクターは台湾の方でしたが、そんな経験から、「東洋医学ってすごい！」と思うようになりました。
西洋医学には「闘病」という言葉があるように、カラダは病気と対峙する戦いの場と考えます。しかし東洋医学などの伝統医学では、カラダは調和の場と考えます。そのため調和が乱れた不調和の状態が病気。そんな時は戦うのではなく、調和を取り戻すと考えるのです。

「フィトセラピー」との出会いから学校の設立へ

その後、インド伝統医学のアーユルヴェーダと出会い、スクールに通う中で、イギリスで勉強してきた日本人のアロマセラピストに出会いました。
今でこそ有名なアロマセラピーですが、当時はじめて聞くアロマという言葉が魅力的で、すぐにアロマセラピーのスクールに通うことにしました。
それが、私の師匠の林真一郎（当カレッジ共同代表）が当時開催していたアロマセラピー講座でした。その後も林からはアロマだけではなく、ハーブも含めたフィトセラピー全般を教えてもらいました。

フィトセラピーは、人類誕生とともにあり、長きにわたり人々が経験値を蓄積してきた伝統的な民間医療の自然療法であること、フィトセラピーでは、私たちが生まれながらに持っている自然治癒力の調整（体内環境の調和）を重点的に考える、というようなお話から、植物の恵みの奥深さをワクワクしながら学びました。
近代になり発展した西洋医学のおかげで、私たちは寿命を大きく伸ばすことが出来ました。それとともに日常から自然治癒力を調整するフィトセラピーを取り入れることで、バランスのとれた健康観を持つことができます。
以来、こうしたことをたくさんの人に知っていただき、植物の力で心と体が満たされる方を一人でも多くしたいと思うようになり、2006年「ソフィアフィトセラピーカレッジ」を設立しました。

ソフィアメソッドのハンドケア

設立当初はフィトセラピストの養成を主としておりましたが、その後ふれ合いのケアにも重点を置き、ソフィアメソッドのハンドケアセラピスト養成をスタートし、今ではフィトセラピーとハンドケアという2つの自然療法を中心に様々な学びを提供する学校となりました。

また私自身も人様にお教えする立場として、さらにスキルを高めようと、大学院に社会人入学し、保健科学修士課程を経て、現在は西九州大学客員教授として講義を行うほか、大学病院、介護施設、専門学校などでも講義を行っています。

生命や宇宙の神秘に触れるフィトセラピー

植物がもたらす恵みを活用するフィトセラピーは、毎日の生活の中で簡単に取り入れることができ、現代のようにストレスに囲まれた社会ではとても有用です。同時に、フィトセラピーが本当に魅力的だと感じるのは、植物と関わることで、生命や宇宙の深淵な神秘を感じられること、そして哲学的な学びにも通じることです。

私には2人の娘がいます。働く私の背中を見ながら育った2人ですが、体調が悪いときに、食べ物や植物の力で体を整え、運動で体調管理をすることが身についています。彼女たちにとって、それは大きな収穫です。夫である梅沢富美男も毎朝植物の恵みを取り入れており、日々の生活の中でフィトセラピーは欠かせないものになっています。
そして、いつかは、小さな子どもたちの教育にも「人間には素晴らしい自然治癒力があること。そして、その自然治癒力をサポートするには自然療法がとても有効」ということを伝えられたら、と願っています。
フィトセラピーを学び始める時期はいつからでも遅くはありません。いくつになっても、むしろ年齢を経ているからこそ、お伝えできる自然療法の魅力があると思っています。
フィトセラピーが一人でも多くの方の手元に届き、毎日の健やかな生活に役立てていただけましたら幸いです。ありがとうございました。

学校概要