小さな苗が実りの季節を迎えました
ソフィアフィトセラピーカレッジでは、自然の力を大切にした「自然栽培のお米づくり」に取り組んでいます。
群馬県前橋市の「社会福祉法人ゆずりは会 菜の花」さんから田んぼをお借りし、春にみんなで植えた小さな苗。あれから約4か月が経ち、いよいよ稲刈りの日を迎えました。
田植えの頃は、まだ頼りなかった苗も、太陽の光や水、土の力を受けながらすくすくと成長し、黄金色の稲穂を実らせていました。
稲が育つ田んぼに、コウノトリが飛来!
稲の成長を見守る中で、うれしい出来事もありました。
なんと!稲が育つ田んぼにコウノトリが飛来したのです!!
「ゆずりは会 菜の花」さんにとっても初めての出来事だったそうで、私たちにも驚きと喜びを感じる特別なできごととなりました。
田んぼで稲が育ち、その周りにはさまざまな生きものたちの姿がある。自然の中でお米を育てることは、稲だけでなく、その土地に息づく生きものたちともつながっているのだと感じさせてくれる出来事でした。
秋晴れの空の下、いよいよ稲刈り!
稲刈り当日は、秋晴れの気持ちのよいお天気。汗ばむほどの陽気の中、田んぼには赤とんぼが飛び交い、秋の訪れを感じさせてくれました。
春に苗を植えた田んぼが、今では黄金色の稲穂でいっぱいに。その景色を目の前にすると、稲がここまで育ったことへの喜びもひとしおです。
当日は、ゆずりは会菜の花さんに通所されている皆さんにもお手伝いいただき、みんなで力を合わせて稲刈りを行いました。
春に植えた苗が実りを迎え、皆さんと一緒に収穫できる喜び。季節の移り変わりとともに稲の成長を見守ってきたからこそ、黄金色の稲穂を刈り取る時間は、感慨深いものとなりました。
一粒のお米に込められた、たくさんの手間と時間
今回の稲刈りを通して、改めて実感したことがあります。
それは、私たちが毎日食べているごはんが、たくさんの工程を経て食卓に届いているということです。
春に苗を植え、稲の成長を見守り、実った稲を刈り取る。さらに、稲を乾燥させ、脱穀などの作業を経て、ようやくお米になります。
こうして実際にお米づくりを体験してみると、普段何気なく食べているごはんの一粒一粒に、自然の恵みと、たくさんの人の手間や時間が込められていることを実感します。
昔の人が「ご飯粒をひとつも残さず食べなさい」と伝えてきたのも、こうした苦労や、食べものを育んでくれる自然への感謝があったからなのかもしれません。
自分たちの手で苗を植え、実りを収穫したからこそ感じられる、お米のありがたさ。今回の体験は、毎日の食卓に並ぶごはんを、これまで以上に大切にいただきたいと思わせてくれる機会となりました。
稲刈りの後は、菜の花さんのお話と池田先生のハーブソルトづくり
稲刈りを終えた後は、ゆずりは会 菜の花の小淵さんから、菜の花さんでの取り組みや活動についてお話を伺いました。
今回、田んぼをお借りしている菜の花さんでは、自然栽培のお米づくりをはじめ、米味噌や甘酒、干し芋、玉ねぎ、枝豆など、さまざまな農産物や加工品づくりにも取り組まれています。
日々の活動や、自然の恵みを活かしたものづくりについてお話を伺い、菜の花さんの取り組みについて理解を深めることができました。
そして、その後は池田先生によるハーブソルトづくりを行いました。
お米もハーブも、私たちの暮らしを豊かにしてくれる自然からの贈りものです。自然の恵みに触れ、学び、暮らしに活かす。植物とのつながりを改めて感じる、充実した一日となりました。
自然の恵みに感謝して
春に小さな苗を植え、夏の成長を見守り、秋に黄金色の稲穂を収穫する。その間には、コウノトリが飛来するという思いがけない出会いもありました。
自然の中でお米を育てることは、稲の成長を見守るだけでなく、さまざまな生きものや、そこに関わる人々とのつながりを感じることでもあります。
今回の稲刈り体験を通して、自然の恵みをいただくことへの感謝や、食べものを大切にする気持ちを、皆さんと改めて分かち合うことができました。
これからも、自然に触れ、学び、その恵みを日々の暮らしに活かす活動を大切にしていきたいと思います。