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植物のある暮らし。
アロマ、ハーブなどのグッズや、プランツ、食、ガーデングッズなど、
フィトセラピー・植物のちからの具体的な利用方法などを紹介していきます。

  • #027 2019.5.16
  • サンシャインハーブで五月病にサヨナラ!
  • 新学期・新年度、新しい環境で仕事や生活がスタートしてはやひと月。
    緊張がほどけてくるこの時期は、疲れや不安で心身に不調を来たしがちです。
    いわゆる「五月病」というものですね。

    新生活に慣れ出した頃に迎える大型連休が、リズムを狂わせるということもあるようです。
    あまりはしゃぎすぎると、連休明けの平常活動に気持ちも体も移行しづらくなるのでしょう。
    とくに、新社会人・新入生の人は切り替えがまだ上手にできないので、気をつけてください。

    五月病予防には、連休中からセントジョーンズワートのハーブティーを習慣にしてみてはいかがでしょう?
    セントジョーンズワートは、別名「サンシャインハーブ」と呼ばれ、抑うつの改善にも用いられています。
    脳内で働く神経伝達物質「セロトニン」は、感情や気分のコントロールと深く関わっていて、
    セントジョーンズワートは、セロトニンの減少を抑える働きをしてくれます。

    他にも、体の炎症を抑える働きもあり、
    古くはヨーロッパで十字軍が傷の治療にこのハーブを用いたという記録もあります。

    心と体の癒しにセントジョーンズワートの元気ティー、と覚えてくださいね。

    (セントジョーンズワートは医薬品との相互作用があります。服薬中の方は医師に相談が必要です)
  • #026 2019.5.9
  • 連休疲れは爽やかな新茶で癒しましょう!
  • 風薫る五月と言えば…新茶の季節です。お茶屋さんやスーパーマーケットでも見かけるようになってきました。
    この時期ならでは、新茶ならではの魅力と言えば、すっきり爽やかな味わいと旨みです。

    「茶」は、製造過程で熱処理をして、発酵を止めたものが「緑茶」となり、
    発酵させたものが「紅茶」や「ウーロン茶」になります。
    茶葉には様々ありますが、大まかに言うと元は皆同じ、ツバキ科の常緑低木の茶の木の葉です。

    中でも春一番の新芽はスタートフラッシュと呼ばれ、その葉は最も高品質であると言われています。
    まだ若く、日光に晒された日数が少ない摘みたての新芽を新鮮なうちに加工したもので、
    ポリフェノールの一種であるカテキンの生成が進んでいないため、渋みが少なくなります。
    そして、アミノ酸のテアニンが豊富で旨みが高いのが特徴です。
    鮮やかな緑色に青々しくすっきりとした香りは、新茶ならでは。

    <新茶のおいしい飲み方>
    茶葉はいつもよりやや多めに。
    少し冷ました湯(70〜80℃くらい)で淹れる。
    1分待って、急須を静かに揺らして、器に注ぐ。

    緑茶の機能性については皆様ご存知の通りですが、カテキン類の抗酸化作用は高く、
    抗がん作用や体脂肪低減作用などが報告されています。
    緑茶には興奮作用をもたらすカフェインが含まれているのに、
    飲むと心がホッと安らぐのは、アミノ酸のテアニンがもたらす鎮静作用によるためです。
    このように、一つの種類でもさまざまな成分を持っているのが植物の大きな特徴で、
    その人その人にとって必要な方向にはたらきかけてくれます。

    一服のお茶を飲むとき、ちょっとだけそんなことに思いを馳せてみてくださいね。
  • #025 2019.5.2
  • 紫外線には「ヒース」で防御!
  • みなさん、シミの予防や改善にはどんなことをしていますか? ホワイトニングなど化粧品を使った外側からのアプローチはもちろん大切ですが、それだけではなく、からだの内側から対処することも必要です。それと日々の生活習慣ですね。

    適度な日光を浴びることは健康のために必要ですが、過ぎたるはなんとやらで、
    紫外線は肌にダメージを与えることもまた事実。細胞の「光老化」などといいますが、
    シミやシワはそれが目に見える状態で現れたもの。
    光老化を避けるには、紫外線予防をしっかり行うことです。

    まず、日中は曇っていても、四季を通じて帽子や日傘を使いましょう。
    そして、内・外からのアプローチですが、その両方に使えるとっても頼もしいハーブをご紹介します。

    美容的には〝美白のハーブ〟といわれている「ヒース」。
    「ヘザー」や「エリカ」など、さまざまな呼び名を持ち、
    小さく可憐なピンクの花をつける、ツツジ科の植物です。
    英国の小説家、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」に登場することでも有名ですね。
    風の吹きすさぶ荒野で、辺り一面にたくましく咲くヒースの花、、、
    いつかは見てみたい光景のひとつです。
    さてこのヒース、ひとつひとつは小さく可憐ですが、とても頼もしいハーブです。
    古くから美容だけではなくリウマチや痛風、関節炎の緩和にも用いられてきました。
    主要成分に、アルブチン、チロシナーゼ、タンニンなどを含み、
    それらの相乗効果によって、紫外線に晒されてダメージを受けた肌に活力を与え、
    メラニンの沈着を防ぐ働きにより、シミ・ソバカスを防いでくれます。
    消炎作用もあるのでニキビケアにも良いですよ。

    具体的な使い方は、チンキがおすすめ。
    ヒースのハーブを40度以上のウォッカに浸して2週間、
    出来上がったチンキを基材にしてローションを作ります。
    これをコットンに浸してお肌にのせてパックします。
  • #024 2019.4.25
  • 心も体も浄めて癒す和ハーブ「ヨモギ」
  • 葉桜の季節、街路はさまざまな緑色に彩られ、植物たちの息吹がいっそう感じられます。
    植物の緑を感じる身近な食べ物に「草餅」がありますが、あの緑色は「ヨモギ」です。
    ぷんと香る草の匂いは春の訪れや懐かしさを感じさせますね。
    手作りする人も多いでしょう。

    ヨモギの葉は、鎮静作用や血液循環を促すシオネールなどからなる精油を含み、
    カルシウムや鉄などのミネラル、カロチノイド色素やビタミンC、Eが豊富。
    古くから婦人科疾患や出産の場で用いられてきた薬草でもあり、
    生理痛や生理不順、冷え性などの緩和に今でも使われています。
    何しろヨモギの学名は「Artemisia princeps」ギリシア神話の月の女神・アルテミス。
    さもありなん!ですね。

    日本では昔からおもちにしたり、お風呂にいれたり、生活に活用してきました。
    お灸もヨモギの葉でできていますね。こちらは中国伝来の健康法です。

    このように体を癒し、浄化することに加えて、ヨモギは魂を浄化し、
    邪気を鎮めるものとしてスピリチュアルなパワーも秘めているそうです。
    北海道のアイヌに伝わる神聖な植物として儀式に用いられ、アメリカ先住民が儀式で邪気払いに、
    中世ヨーロッパでも呪術にヨモギ属の植物を用いてきたというヒストリーがあります。
    お灸の先から立ち上る煙を見て匂いを嗅いでいると、神秘的な気分になるのはそのためでしょうか。
    成分や作用が研究される遥か前から、人々は感覚を通じて植物の力を知り、活用してきました。
    心も体もピュアだった昔の人は感受性も豊かで、植物の働きかけに対しても敏感だったことでしょう。
    できるだけ見習いたいものですね。
  • #023 2019.4.18
  • 柑橘系は「光感作」に気をつけて!
  • 麗らかという言葉が相応しい季節がやって来ましたね。
    ぽかぽかとした日差しの心地よさに誘われて散歩が楽しい今日この頃ですが、
    柔らかい日差しでも注意しておきたいことがあります。

    ベルガモット、グレープフルーツ、レモン。
    これらの精油にはすべて「光毒性」があります。
    毒、なんていうと驚かれるかもしれませんが、強い紫外線に反応して肌にシミを作ったり、
    炎症を起こしたりする性質のことを言います。
    そうした現象のことを「光感作(こうかんさ)」といいます。

    柑橘系の爽やかな香りは、春から夏にかけてのイメージにぴったりで、心地よいもの。
    しかし、これらの精油が入ったローションや、アロマトリートメントオイルなどを使用した時は、
    くれぐれも直射日光に当たらないように気をつけましょう。
    日中の使用は避ける、と覚えておいてくださいね。

    紫外線の強さは5月から6月にかけてピークになりますが、
    その時期にだけ紫外線対策や日焼け止めをすればよいということではありません。
    真冬だって紫外線は降り注いでいます。
    紫外線によって過剰につくられたメラニン色素は、
    体質や程度にもよりますが、肌に色素沈着を起こします。
    細胞が受けるダメージを考えると、やはり避けるべき。
    10年後、20年後の肌の美しさをつくるのは今ですよ!
    うっかり日焼けにはくれぐれもご用心ください。
  • #022 2019.4.11
  • おうち森林浴で癒されて・・・ヒバの不思議なパワー
  • 森の中に入ると気持ちが良いのはなぜでしょう? 思わず深呼吸してしまうのはどうして?
    森の中にはいったいどんな秘密が隠されているというのでしょう…

    なんて、大げさな前振りですが、あたりまえに感じることこそ、
    あらためて考えてみるとすぐに答えを言えないものです。
    樹木があるから。樹木の何が気持ちよいの?
    独特の香りで包まれるから。香りを嗅ぐとなぜ心地よいの?

    禅問答のようになってしまいますね。
    もう、つべこべいわずに感じることが大切なのよ!なんて大雑把な返しをしてしまいそうです。
    木々が密集している森林の中は、木々の発する植物成分の濃度が濃くなります。
    この、木々の発する香りの成分は、「フィトンチッド」と呼ばれているもの。
    フィトセラピーの「フィト」がつくので想像できますね。
    フィトンはロシア語で「植物(が)」
    チッドも同じくロシア語ですがこちらは「殺す」という意味の言葉。
    ちょっと怖い感じもしますが、意味は「植物が発する殺菌作用のある揮発性物質」とまあ、
    だいたいこんなところです。そしてこれが森の心地よさの秘密のようです。

    植物は自ら動いて紫外線を避けたり、虫や細菌などから身を守るために移動することができないため、
    植物成分(フィトケミカル成分)を自ら作りだし備えています。
    植物は傷つけられたりすると成分を放出し、その成分が殺菌作用を発揮します。
    植物にとっては防御アイテムのそれが、人にはリラックスを感じる作用があるのです。
    専門的には、植物の精油に含まれるテルペノイドという成分の働きで、
    ・消臭
    ・除菌、抗菌
    ・リラックス
    ・抗酸化
    具体的にはこのような作用があります。

    木々に囲まれた場所で、その恵みを身体じゅうに感じて過ごすことを「森林浴」といいますね。
    普段、都会で生活していると森林浴はとても贅沢なものです。
    だって、時間とお金をかけて出かけていかなくてはいけませんから。。。
    忙しい毎日の気分転換として、出かけて行くこと自体がレジャーであり楽しみになりますから、
    それはそれでいいのでしょう。

    ですが、ここに着目し、わざわざ出かけていかなくても、同じような効果を味わえる
    さまざまなプロダクトもあります。
    ウッド系の精油を用いたアロマテラピーはそのひとつです。

    ・サンダルウッド
    ・コパイバ
    ・シダーウッド
    ・クロモジ
    ・ベンゾイン
    などが樹木系の精油にあたり、日本産のものには
    ・青森ヒバ
    ・木曽ヒノキ
    ・北海道モミ
    などがあります。日本人にはとくに馴染みの深い香りかと。
    好きだな、と感じる精油を使って「おうち森林浴」をお楽しみください。

    私が好きなのは「青森ヒバ」。
    ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で日本固有の樹種です。
    青森に多く生育しています。
    精油をはじめ、製材時の木っ端であるヒバチップ、生の木そのものも商品化されていますし、
    木材加工品にはウッドボールや子供のおもちゃ、まくら、スツール、まないたなども。
    身近に置いておくと良い香りに癒されますよ。
    青森ヒバの香りのメイン成分は「ヒノキチオール」というもので、
    これが大変強力な抗菌作用があるのですが、
    日本の他のヒノキにはほとんど含まれていないそうです。なんと。

    Viva、ヒバ!

    北海道モミは株式会社フブの森の登録商標です
  • #021 2019.4.4
  • 雨の日は香りにヘルプ
  • 朝から雨がしとしと…なんていう日は、おひさまの偉大さを実感します。
    ねずみ色の空を見ていると気分が晴れませんよね。

    気圧が低いと頭痛を感じる人もいると思います。
    気のせい、と一蹴されることもありますが、あながちそうとも言えません。
    気圧の変化は血圧に影響し、血行不良を招いて、筋肉の緊張から頭痛につながることも。
    低気圧のときは、例えていえば山の上にいるようなもの。
    耳を中心に頭が重~く感じたりもします。
    また、気圧の高い時と比べて地上の酸素が薄く少ない傾向にあることも、体調に影響します。
    いつもより脳に十分な酸素が行き渡らなくて、その結果頭痛がするというわけですね。

    そんな雨の日におすすめなのが、芳香浴。
    電気式のアロマディフューザーを使ったり、
    もっと簡単に熱湯を器に注いで精油を数滴たらすだけでもOK。
    使う精油は自分が好きな香り、心地よいと感じる香りがベストチョイス。
    おすすめは?ということでしたら、緊張緩和し、明るい気分に導いてくれる、
    ・ベルガモット
    ・フランキンセンス
    ・マジョラム
    ・レモン
    などを使ってみて。
    香りと一緒にゆっくりと呼吸を深めて、体の隅々に酸素が行き渡っていくイメージで。
    そのまま軽いストレッチをしたり、ヨガや瞑想をするのもいいですね。

    香りは直接脳に届く、即効性のある刺激。
    いますぐ気分を変えたい、リフレッシュしたいというとき、おすすめです。
    ハーブティーで香りといっしょに味を楽しみ、体を内側から温めるのもgood。
    頭痛はないけど、なんとなく気分が晴れない…という場合にも試してみるといいですよ。

    オフィスだから香りはちょっと…という場合は、明るい色の花を一輪、デスクに飾ってみて。
    周りの人の気分も安らぎ、コミュニケーションが円滑にもなるのでは?
  • #020 2019.3.28
  • この小ささでオレンジ1個分?!
  • カゼをひいたとき、肌ケア、病中病後などにせっせと摂りたいビタミンC。
    野菜、果物を食べることはもちろん、ハーブティーでもしっかり・たっぷり、そして美味しく摂取できるんです…

    おすすめは「ローズヒップ」。
    その名の通りバラ科の植物で、花の咲いたあと、軸の部分に結実するものです。
    だからとても小さなものですが、そのサイズに似合わず、ビタミンCはレモンの10〜20倍、
    オレンジ1個分ほどもあるんです。すごいでしょ。
    そこで、第二次世界大戦中のイギリスでは、海上が封鎖され、柑橘類の輸入がストップした際、
    国民のビタミンC欠乏を補うために、積極的にローズヒップを利用したそうです。
    現代でも世界中でハーブティーやドライフルーツとして親しまれています。
    ほんの数粒でもたっぷりの栄養補給ができて、ほんのりとやさしい甘み、
    ハーブティーにするとほのかなピンク色で見た目も癒されます。

    ペクチンを含み、食物繊維のはたらきでデトックスを促したり、糖の吸収を抑えてくれます。
    腸内環境を整えますから、肌のコンディションにも良い影響をもたらしてくれるでしょう。
    ペクチンは水溶性の食物繊維ですから、ハーブティーにすることで
    栄養をあますところなく摂取できるというもの。
    ハイビスカスやエキナセアとブレンドして、カゼ予防に毎日の習慣としてオススメです。
    飲み終わり、ポットの底にたまった実は捨てちゃもったいない!
    湯で柔らかくなり、ほのかな酸味がして美味なのです。

    ジャムにしたりケーキやパンに入れて焼いたり、ゼリーやアイスクリームなどのデザートにも。
    はたまたスープに入れたりピクルスに加えてもOKです。
    ローズヒップ生活でカゼ知らず・お肌ピカピカを目指しましょう♪
  • #019 2019.3.21
  • 虫を遠ざけ、人を癒す、「薬の木」
  • 季節の移ろいを肌で感じたら、そろそろ衣替えですね。
    衣類をしまう時、皆さんはどのようにされていますか?
    お気に入りを翌年もよい状態で着るためには防虫・防カビ・防湿対策が肝心です。

    クローゼットが通年分の服を吊るしておけるぐらい大きかったら、こんな手間もなくなるのになぁ…
    という不満はさておき、さて、衣替えです。
    四季が巡り、乾燥と湿気という真反対の気候を繰り返す日本。
    暮らしの手間も多く、ああ面倒…と思う反面、
    季節ごとの自然の姿に接することができるのは、やはりとても恵まれていると感じます。
    衣替えに使う防虫剤には様々なものが市販されていますが、
    ケミカルなニオイが苦手な人は少なくないでしょう。
    フィトセラピーではこんな時、害虫の忌避効果がある精油やハーブを使います。
    そのうちの一つに「樟脳」ホワイト・カンファーがあります。

    樟脳は、楠(クスノキ)が原料。
    独特のツンとする香りは虫が嫌いますが、人にとっては脳を活性化させ、リフレッシュにはたらきます。
    さらに、抗菌・抗炎症作用や、鎮静・鎮痛作用があり、
    精油は頭痛、腰痛、神経痛などの痛みの緩和に利用されます。
    但し、精油はなかなかパワフルなので、量には注意しましょう。

    クスノキは本州中南部から四国、九州、沖縄などに見られる常緑樹。
    防虫効果は昔から知られ、家具や仏像などにも使われてきました。
    「薬の木」と呼ばれてきたことが語源ともいわれています。
    樹齢は長くとても大きく育ち、国内の巨樹ランキング上位はほとんどがクスノキです。
    1位の鹿児島のクスノキは推定樹齢1500年、幹の太さは24mにも。
    どっしりとした幹から伸びる枝は豊かに葉を茂らせ、樹下に佇むと守り包まれている気持ちに。
    植物の癒しを感じます。
  • #018 2019.3.14
  • 春のゆらぎは野菜の苦味で乗り切りましょう
  • 季節の変わり目は何かと体調を崩しやすい時期です。
    そんな時、たよりになるのが植物のパワー。
    春野菜にはこの時期に役立ってくれる特別なチカラが備わっています。

    ふきのとう、タラの芽、菜の花、こごみ、アンティーブなど、春先は「苦味」の強い野菜が多くなります。
    苦味のもとはアルカノイドやポリフェノールなどですが、アルカノイドなどは本来、毒性を帯びた成分。
    というのもこれは、虫などの敵から身を守るために植物が持っている自己防衛手段なのです。
    これを人が食すと、解毒作用や代謝を促す作用が働き、
    体内に溜まった老廃物や毒素、不要なものを排出することができます。
    春はこれらの野菜を食べて、体の中からリフレッシュしましょう。

    人の舌には、塩味・甘味・酸味・うま味などの味覚を感じるセンサーがありますが、
    このうち最もセンサーの種類が多いのが苦味です。
    なぜでしょう?
    苦味成分は毒性を持つことから、危険を回避するために自然と備わった能力だといわれています。
    また、苦味は子供ほど感じやすく、経験を通じて進化する味覚。
    抵抗力の弱い子供ほど身を守らなくてはいけませんから、敏感にできているのですね。
    ブラックコーヒーやビターチョコなど苦味の強いものを「大人の味」というのも頷けます。

    でも、苦い野菜はどうも苦手、子供も食べてくれないし…という方へ。
    苦味野菜は油と相性のよいものが多いです。天ぷらや素揚げなどにするとおいしく食べられ、
    ペペロンチーノの具材にプラスするのもよいですね。
    山菜類は茹でて水にさらすなどの下ごしらえをすると苦味が抜けます。
    アンティーブ(チコリ)などはあえて苦味を味わって。
    生を刻んでサラダやあえものにするのがオススメです。
  • #017 2019.3.7
  • “香の十徳”より。香りのパワーは今も昔も…
  • アロマテラピーは、1930年代にフランスのガットフォセ博士が自らの体験を通じて研究し、
    伝えたものですが、香りに親しんだのはヨーロッパの人々だけにあらず。
    遥か昔からアラビア諸国やアジアでもその習慣が根付いていました。もちろん日本でも…

    「香道」は大陸からもたらされた文化ですが、日本で独自の発展をして今に至ります。
    「香十徳」は、こうのじっとく、と読み、北宋の詩人、黄庭堅(こうていけん)によって記された漢詩で、
    香道に関する10の徳を記したものです。こちらを読んでみると、どれも頷かされることばかりです。
    日本では、室町時代に「一休さん」の説話でも知られる一休宗純禅師によって広められたそうです。
    香りを楽しむ文化は遥か昔から人々のあいだにあって、親しまれていたのですね。
    一休さんも香りを楽しんだのでしょうか?
    アロマテラピーであてはまりそうな精油をラインナップしてみました。
    室町時代にはどんな香りがあったのでしょう?当時の人々はこれらの精油の香りをどう感じるでしょうね。

    感格鬼神(感は鬼神にいたる)…感覚が鬼や神のように研ぎ澄まされる:レモン、グレープフルーツ、サイプレス
    清淨心身(心身を清浄にす)…心身を清く浄化する:サンダルウッド、フランキンセンス、タイムリナロール
    能除汚穢(よく汚穢(おわい)を除く)…穢(けが)れをとりのぞく:ペパーミント、ティートゥリー
    能覺睡眠(よく睡眠を覚ます)…眠気を覚ます:ローズマリー、サイプレス
    静中成友(静中に友と成る)…孤独感を拭う:ローズオットー、ジャスミン、ネロリ
    塵裏偸閑(塵裏にひまをぬすむ)…忙しいときも和ませる:メリッサ、ヒノキ、マンダリン
    多而不厭(多くしていとわず)…多くあっても邪魔にならない:バーベナ
    寡而為足(少なくて足れりと為す)…少なくても十分香りを放つ:ジャスミン
    久蔵不朽(久しくたくわえて朽ちず)…長い間保存しても朽ちない:ミルラ、ヒバ
    常用無障(常に用いてさわり無し)…常用しても無害:ラベンダー

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